4.海外株式ETFの投資スタンス

1.基本的な考え方

優待父さんは海外株式ETF金融資産20%組み込むことを目指しています。銘柄は、米国株式が中心で、過去の経緯から新興国株式、高配当株式も保有しています。株式という括りでは、全て海外株式というのもありなのですが、日本の優待株のメリットが大きいことから、優待株も20%としています。また為替変動や経済危機リスクを考慮して、ドル・コスト法で毎月購入しています。

2.銘柄選択について

現在、保有している主力銘柄はVT(全世界)で、このほか、VWO(新興国)、HDV(米国高配当)、VYM(米国高配当)、VTI(米国株式)などもあります。優待父さんは、新興国株式なども平均すれば米国株式と同様の成長率になると考えて、リスク分散の観点からVTに注力してきたのですが、今回改めてVTの10年間のチャートを眺めてみると、米国株式の上昇分の半分以下の結果になっています。VT約50%が米国株式であることを考えると新興国株式(VWO)その他の地域足を引張ったこととなります。また高配当株式は相対的に成長率が落ちることも確認できました。よくよく考えれば、そもそもアメリカは覇権国でその企業は新興国も含めて世界的に活動している訳ですし、原資を配当ではなく成長に回した方が複利の面からもお得です。優待父さんは過去を深く反省しつつ、VTIに軸足を移すこととしました。

3.購入方法について

日本円で海外株式を購入する場合、為替の影響を受けます。10年スパンで見ると為替が80円から120円に振れていることが分かります。仮に120円で購入した後、80円まで円高が進んだとすると▲33%(▲40/120)価格が下落することになります。一番良いのは経済危機円高が揃って来ることなのですが、こればっかりは全く分かりません。優待父さんは、「その時」が来ることを願いつつ、ドル・コスト法で毎月購入しています。