優待父さんは海外債券ETFとして、AGG、LQD、PFF、HYG、EMBを保有しており、金融資産の20%のポートフォリオを目指して、今年はPFF、HYG、EMBをドルコスト法で購入しています。今回は2019年1月~4月の配当を集計してみました。
配当状況
海外債券ETFはすべてブラックロック社のiシェアーズブランドなのですが、昨年12月に2回配当があり、今年の1月は配当がありませんでした。従って、実質的には2月~4月の集計となり、この実績から年間配当を推計すると全体では税引後で3.4%の利回りとなりました。なお評価額は約20万円の含み損ですが、配当を加味すると年間ではプラス収支に収まる見通しです。
銘柄 | 評価額 | 損益 | 配当(2~4月) | 配当推計(年間) | 備考 |
AGG | 297万円 | ▲7.7万円 | 15820円 | 63280円 | マネックス |
LQD | 271万円 | ▲6.7万円 | 17694円 | 70776円 | マネックス |
LQD | 26万円 | ▲0.1万円 | 2153円 | 8612円 | NISA |
PFF | 230万円 | ▲8.6万円 | 29872円 | 119488円 | NISA |
HYG | 169万円 | 3.3万円 | 19802円 | 79208円 | NISA |
EMB | 69万円 | 0.9万円 | 6140円 | 24560円 | マネックス |
EMB | 47万円 | 0.5万円 | 3353円 | 13412円 | SBI |
合計 | 1109万円 | ▲18.4万円 | 94834円 | 379336円 | 3.4%/年 |
NISAの非課税効果
海外債券ETFのうち、LQDの一部とPFF、HYGはNISA口座で保有しています。NISAでは配当課税が免除されるので、NISA口座の配当金合計20万7308円(8612円+119488円+79208円)の20.315%である42114円分がお得になっています。ただし、正確には外国税額控除により、外国所得税の10%は確定申告で還付(上限あり)を受けられるので、約10%の21384円となります。
配当金合計 | 外国所得税 | 国内所得税 | 住民税 |
20万7308円 | 課税(10%) | 非課税(15.315%) | 非課税(5%) |
NISAのデメリット
2014年から開始されたNISAは2019年から6年目に入り、保有銘柄は引き続きロールオーバーして非課税口座にとどまるか課税口座に移す必要があります。この際、損益は持ち越されないため、マイナスが出ている場合には注意する必要があります。例えば、10万円マイナスの状態で課税口座に移り、損益がゼロまで戻った時に売却した場合、課税口座に移った時点の金額が取得価格とみなされ、10万円の含み益となるため、税率20.315%として約2万円の税金がかかります。
優待父さんは2014年に購入したPFFとLQDを今年、ロールオーバーしましたが、2024年には非課税期間が終了するため、この先の5年間でプラスの時点があれば売却し、課税口座で再購入したいと考えています。
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